パリのリビングルーム、ドミニク・ナボコフ

Apartamentoは、2002年の初版からほぼ20年を経て、 『Paris Living Rooms』を再版できることを大変嬉しく思います。ドミニク・ナボコフのインテリア写真三部作の第二弾となる本作は、今年初めに再版された『New York Living Rooms』に続くものです。ナボコフはこれらの写真を自身のインテリア「ポートレート」と呼んでおり、132ページにわたり、イヴ・サンローラン、ナン・ゴールディン、ジェラール・ドパルデュー、カリーヌ・ロワトフェルド、イヴォン・ランベール、アンドレ・プットマンなど、数多くの写真家たちの生活空間を捉え、2000年代初頭のパリ社会を親密に考察しています。

ナボコフは、何も加えることも、何も変えることもなく、ただこれらの空間を、他の覗き見をする人々のために記録し、残りの部分を私たちに解き明かすよう委ねています。長らく絶版となっていたこの改訂版は、ナボコフのオリジナルのポラロイド写真と、故インテリアデザイナー、アンドレ・プットマンによる序文を通して、街の歴史のある時代を鮮やかに蘇らせます。ベルリンを舞台にしたシリーズの第3作にして最終作は、2021年後半にApartamento社から復刊されます。

出版元：Apartamento Publishing SL
2023年9月、第3刷
寸法: 240 x 285mm
製本：ハードカバー
ページ数: 132

ISBN: 978-84-09-28585-3