ニューヨーク・リビングルーム、ドミニク・ナボコフ

『ニューヨークのリビングルーム』は、ドミニク・ナボコフのインテリア写真作品三部作の第1弾で、1998年の初版から20年以上を経て、アパルタメント出版から再出版されました。1995年にニューヨーカー誌のフォトエッセイとして依頼されたもので、スーザン・ソンタグ、ノーマン・メイラー、ルイーズ・ブルジョワ、フランチェスコ・クレメンテ、アレン・ギンズバーグ、ジョーン・ディディオンなど、ニューヨークで最も有名な文化人たちのインテリアリビングスペースを率直かつ親密に研究しています。

ナボコフは、何も加えず、何も変えずに、これらのイメージを自身の内なる「肖像画」と呼んでいます。贅沢で派手な空間もあれば、必要最低限​​の生活しか残されていない空間もありますが、ナボコフはそれらをすべて、ただただ傍観者のために記録し、残りは私たちに読み解くよう委ねています。長らく絶版となっていたこの改訂版は、ナボコフのオリジナルポラロイド写真とイギリスの詩人ジェームズ・フェントンによる序文を通して、ニューヨーク市の歴史の一時代を甦らせます。また、アパルタメント社が2021年後半に再版を予定しているパリとベルリン版の土台を築くものでもあります。

出版元：Apartamento Publishing SL
初版、2021年6月
第4刷：2024年4月
寸法: 240 x 285mm
製本：ハードカバー
ページ数: 116

ISBN: 978-84-09-28584-6