ムスク トンキン エクストラ ド パルファム
強烈で中毒性のある、エロティックなオーラ… 熱せられた肉体、太陽、猫のような香り、そしてほのかに革のような香り。このエリクサーは、数千年にわたり崇拝されてきた、香水界で最も洗練されたノート、トンキンムスクを、斬新で現代的なスタイルで蘇らせます。
中国では古代から、その媚薬効果から珍重されてきました。イスラム教ではその香りは天にも昇るほどとされ、一部のモスクのモルタルに混ぜて太陽の下で香りを発散させていました。その香りは浸透力が強すぎたため、茶を積んだ船は積荷に染み込むことを恐れて積載を拒否したほどでした…ヒマラヤの鹿の一種が生み出すトンキンムスクは、調香師たちのパレットで最も貴重な材料の一つでした。調香された香料に官能的なオーラを漂わせ、他のあらゆるエッセンスを固定し、引き立てました。
倫理的な理由からもはや使われなくなった天然ムスクは、完璧な代替品が見つからず、今もなお調香師たちを魅了し続けています。この魅惑的な亡霊を捉えるため、ムスク・トンキンは最高級の原料をブレンドし、その多様な側面を想起させることで、ムスクを新たな香りへと昇華させました。名前は重要ではありません。私たちを惹きつける神秘的なカリスマ性を持つ特定の人々のように、ムスク・トンキンは言葉で説明するよりも、実際に体験すべき香りなのです。
鮮やかで多面的な、驚きに満ちた、夜と太陽の香りが同時に漂うこの媚薬は、肌ごとに変化し、より美しく彩ります。肌に塩味を添えるひと塗り。フローラルな芳醇な香りは、香水が私たちの体を自然の官能的な魔法と結びつけていることを思い出させてくれます。アルコールを含んだホットフルーツのほのかな刺激と、軽く揺らめくパウダーのベールのコントラスト…蜂蜜のように滑らかで、最高級の革のように溶けて蝋のように滑らかな香り。その香りは、快楽に熱せられた生身の肉体を想起させると同時に、苔むした墨のように黒い深淵をも想起させます。
原材料
香り: ムスク、塩、蜂蜜、革、苔、その他は推測するしかない